理学療法士を辞めて他職種に転職した事例まとめ

理学療法士が他職種に転職

辞めたいPT
辞めたいPT

もう理学療法士を続けたくない。

いっそのこと別の仕事に転職しちゃおうかな。

でもPT以外の仕事って…みんなどうしてるんだろう?

「理学療法士の仕事にやりがいを感じない」

「やっぱり自分に向いていない」

「給料安い」職場の人間関係しんどい..」

こんな感じで理学療法士を辞めたいと思う人は少なくありません。

でもPTを辞めていきなり別の仕事を始めるのは、なかなかハードル高くて踏み切れない人も多いはず。

結局、食っていくために止む無くPTやってる人がほとんどなんですよね。。(僕もその中の1人です)

そこで今回は

理学療法士を辞めて別の仕事に転職した事例をいくつかまとめてみました。

本記事を読むメリット

理学療法士を辞めた後の未来がイメージできる

元理学療法士はどんな他職種(業種)で活躍できるかが分かる

理学療法士を辞めるメリット、デメリットについても解説

ちなみに

理学療法士の資格を活かして一般企業へ転職したい人はこちらの記事を参考にしてください。

一般企業に転職した理学療法士の実例まとめ一般企業に転職した理学療法士の事例まとめ

理学療法士を辞めて他職種・他業種に転職した事例(6例)

今回はクラウドワークスで6名の元理学療法士の方々にご協力いただきました。

メールにて聴取した内容を一部改変して記載しています。

事務職

理学療法士が一般事務職に転職
Nさん 女性 20代前半

転職先

中小企業の一般事務職

転職のキッカケ

転職エージェントに登録

キャリアアドバイザーから未経験でも可能な仕事として事務職を紹介してもらった。

PTを辞めた理由

学生時代からなんとなく理学療法の仕事に就くことに疑問があった。

答えがあるようでないところにもやもやしていた。

PTを辞めてよかった?

よかった。

事務職の地道なルーティンワークが自分に向いていると感じた。

パソコンのスキルや一般的なビジネスマナーが身についた。今は経理の仕事にも挑戦しキャリアアップを図っている。

医療現場の閉鎖的な環境では学べないことがたくさんあった。

PTと比べて年収は?

年収はPTの頃より少し減ったけど、定時で帰れるから仕事とプライベートの両立ができる。

事務職は未経験でも転職しやすいですが、男性の募集は少ない傾向にあります。

PT向いていない女子は事務職に転職するのが無難かもしれません。

営業職

理学療法士が営業職に転職
Kさん 男性 30代前半

転職先

外資系医療機器メーカーの営業職

転職のキッカケ

転職エージェントに登録。

キャリアアドバイザーにはPTの頃の年収よりも高い仕事につきたい、医療の知識を活用できる職場が良いと伝えたところ、医療機器メーカーの転職を勧められた。

就活から内定まで約1年ほど。病院勤務と並行して就活していた。

PTを辞めた理由

理学療法士の可能性に限界を感じた。

リハビリの効果も結局患者によるところが大きい。結果が目に見えないところと努力しても給料に反映されないところも不満だった。

PTを辞めてよかった?

どちらともいえない。

最新の医療機器を取り扱えるのは新鮮でやりがいを感じる反面、医療現場でドクターの顔色を伺いながら商談するのは疲れる。

残業はほとんどないが、医療機器や現代医療のトレンドを常に勉強しないといけない。むしろPTの頃よりも勉強している気がする。

PTと比べて年収は?

年収はPT時代よりもかなりアップした。

外資系医療機器メーカーの営業はけっこう稼げるみたいですね。でも知識のアップデートは大変そう。

労力に見合った収入が得られるのは魅力。PTだとそうはいきません。

Kさん 男性 30代前半

転職先

広告代理店の営業職

転職のキッカケ

転職エージェントに登録。

広告業界に興味があったのと、収入アップも狙えると思ったので希望した。

内定まで1年くらいかかったのでPTの仕事と両立しながら就活した。

PTを辞めた理由

PTの仕事自体は嫌いではなかったが、徐々に興味が薄れていった。

給与面でも不安を感じていたし、医療職の閉鎖的なイメージに耐えられなかった。

もともとSNSやインターネット広告に興味があり、流行に乗っかるのが好きだった。Webの知識も人並み以上にあったのでそっちのほうが向いているのではと思った。

PTを辞めてよかった?

よかった。

PT時代に他部署・他職種と連携を図るために磨かれたコミュニケーションスキルが営業で役に立っている。

ノルマもあるけど興味のある業界ということもあり、モチベーション維持につながっている。

PTと比べて年収は?

基本給はPTの頃より少し減った。でも今後の昇給や歩合給しだいでPTの年収は余裕で超えていくと思う。

SNSやインターネット広告の市場は今後さらに拡大していくはず。

営業は大変な仕事だけど業界の未来は明るいので頑張りがいがある!

Sさん 男性 30代後半

転職先

注文住宅の営業職

転職のキッカケ

ハウスメーカーで営業をしている知人からの紹介で転職。

マイホーム建築の際に関わった営業さんがとても好印象だった。「頑張り次第で高収入も目指せるのでは」と思い転職を決意。

PTを辞めた理由

前の職場では中堅だったので人間関係や業務的に苦ではなかったが、ほとんど昇給しないので夢がない職業だと感じていた。

子供も3人いるのでもっと年収アップしたかった。

PTを辞めてよかった?

辞めなければよかった。

営業職は結果が大事なので契約が取れないと歩合給がつかない。現状だとPTやってた方が年収は高かった。

契約をとれないときの精神的な負担もキツイ。繁忙期は忙しく土日出勤はザラ。家族との時間は極端に減った。

PTと比べて年収は?

PTの頃より50~80万くらい減った。

補足

最終的には転職エージェント経由で訪問看護ステーションに再就職した。

やはり営業は結果が全て。

とくに住宅系の営業の年収ってほんとピンキリなんですよね。

向き・不向きもあると思うので、成果につながらなければPTに戻るのもありだと思う。

PTへの転職で年収アップ狙った方が確実かも。

製造業

理学療法士が製造業に転職
Oさん 男性 20代後半

転職先

電子部品の製造業

転職のキッカケ

転職エージェントに登録して何社か面接したが、最終的には知人の紹介で現職場へ転職となる。

PTを辞めた理由

全然昇給しないため家庭を持つとなると将来的に不安。

親に勧められてPTになったが、仕事自体にそこまでやりがいを感じていなかった。稼ぐためなら別にPTに固執する必要もなかった。

PTを辞めてよかった?

よかった。

製品の質に偏りがでないようマニュアルも徹底されているので製造業未経験の自分でも全然問題なかった。

「モノづくりを体感できる喜び」は医療職では味わえない。

(中略)ゆくゆくはライン作業だけでなく管理業務にも挑戦していきたい。現場ではPTで培った体力やコミュニケーションスキルが活きている。

PTと比べて年収は?

残業や夜勤があるので肉体的にはきついけど、その分手当ももらえるのでPTの頃より年収は増えた。

個人的には製造業はオススメできません。(ブラック企業だった場合、かなり大変な思いをするので。。)

PTの方が労働環境的には恵まれています。夜勤の手当はおいしいけど、正直夜勤はやりたくないです。

飲食業

理学療法士が飲食業に転職
Mさん 女性 20代後半

転職先

飲食店のスタッフ

転職のキッカケ

PTをやめようか悩んでいる時に常連だったカフェの店長に誘ってもらった。

最初は次の就職先が決まるまでのつなぎのつもりだったが、最終的にはバイトから正社員になった。

PTを辞めた理由

患者とのコミュニケーションや職場の人間関係に問題はなかったが、日々研鑽、やりがい搾取みたいなリハビリ業界の空気感に馴染めなかった。

まわりとの温度差に耐えられなかった。

PTを辞めてよかった?

よかった。

おしゃれなカフェで美味しい料理やスイーツを提供することに幸せを感じる。

収入面ではPTより劣るけど自分の好きなものに囲まれて生きるのが一番。将来は自分の店舗をかまえたいと思っている。

PTと比べて年収は?

PTの頃より60万くらい下がった。

こういう道もありだと思う。

収入にこだわらず自分の好きなことをやれるのは憧れる。(自分もカフェとかやってみたい)

それに収入増やしたければPTの資格を活かしてバイトすれば楽勝かと。PTのバイトはわりと高時給なんで。

さて、

ここまでの事例をふまえて、次項ではPTを辞めるメリットとデメリットについてまとめてみました。

理学療法士を辞めるメリット

  • モヤモヤが晴れて、心が軽くなる
  • 年収がアップする可能性あり
  • 辞めてもPTの業界にすぐ戻ってこれる

モヤモヤが晴れて、心が軽くなる

理学療法士辞めてストレスフリー

辞めてよかったと思う人が多いので、スッキリするんでしょうね。

なんなら患者さんも救われますよ。「もうPTやめようかな?」って悩んでる人にリハビリしてほしくないし。

PTは毎年腐るほど生成されているから母数的にも大丈夫。やる気のないPTはドンドン辞めて他職種へ転職すべき。

年収アップの可能性あり

理学療法士辞めて生涯年収アップ

年収は一時的にPTの頃よりも下がるかもしれませんが、最終的には逆転する可能性の方が高いでしょう。

うまいこと転職すれば生涯年収はズルズルPTを続けるよりも高くなります。

辞めてもPTの業界にすぐ戻れる

PT辞めても戻れば良い

1度PTを辞めても免許がなくなるワケではない。

国家資格の強みはここで活かされる。

医療・介護業界の求人は腐るほどあります。公立病院みたいに年齢制限のあるところを除けば、PTとして再就職するのはぶっちゃけ超カンタン。

理学療法士を辞めるデメリット

  • 学費と時間が無駄になる
  • 新人ですぐに辞めると面接の時に何か聞かれる
  • 30代の場合、未経験職への転職はキツイ

学費と時間が無駄になる

理学療法士辞めると学費無駄

「親に学費を払ってもらったから申し訳ない」

そんなふうに思って辞めれない人も多い。

今、理学療法士の仕事を辞めるか悩んでいます。(中略)休みをとりながら、自分に向いている職場をゆっくりと探すのは甘いでしょうか?

これをきっかけに理学療法士意外の仕事も考えた方がよいのでしょうか?

今まで親に学費を払ってもらったので辞めるわけにはいかないと思っています。

引用元:知恵袋

養成校3〜4年分の学費400〜600万円が無駄になると思うと気が引けちゃうんですよね。

分かります。

でもメリットで挙げたように、辞めてもダメならまたPTに戻れるので資格は決して無駄にはなりません。

新人ですぐに辞めると面接の時に何か聞かれる

理学療法士の面接

これはPTに限った話ではないですが。。

1、2年目で辞める場合は転職先の面接までにポジティブな理由を考えておくべき。

でもまあ新卒の場合は20代前半なので他職種への転職は圧倒的に有利です。

30代の場合、未経験職への転職はキツイ

リクナビNEXTによると

30代で未経験職に転職した人の半数以上が「かなり難しかった」「やや難しかった」と回答しています。

約6割の転職経験者が「かなり難しい」「やや難しい」という回答

30代前半ともなれば、企業側も即戦力として応募者を見ています。未経験職を目指すなら、イチから育ててもらう受け身の姿勢ではダメ。

困難を覚悟して、他の職種で培ってきた経験を活かした、光る特徴をアピールしましょう。

引用元:リクナビNEXT

今回の事例で挙げた6人の方々はいずれも未経験職への転職でした。

そして30代男性の3人のうち、2人は転職するまでに約1年かかっています。

30代で未経験職へ転職する場合は以下の2つが重要となります。

  • 未経験でも手厚く迎え入れてくれる企業かどうか吟味する
  • PTとして培ってきた経験をどのようにして企業側へ還元できるか明確にする

企業を吟味しつつ、自分を企業側が求める人材に近づける必要があります。それにはある程度の準備期間が必要なんですね。

まとめ

理学療法士の他職種転職まとめ

他職種に転職した元理学療法士6名の事例を紹介しました。

今回の事例で挙がった他職種は以下の通り。

  • 一般事務職
  • 営業職
  • 製造業
  • 飲食業

これらは基本的に未経験でも転職できる職種になります。

事例をもとに気づいたことをまとめました。

  • 男性はコミュニケーションスキルを活かす営業職に転職しがち(4人中3人)
  • 他職種への転職では転職エージェントへの登録は必須
  • 「PTを辞めてよかった」と思う人がほとんど
  • 他職種への転職で生涯年収アップ
    (積極的にキャリアアップすべし)
  • PT辞めて失敗しても、またPTに戻ればいい
  • 他職種へ転職するなら早いほうが良い
    (30代の未経験職への転職はキツイ)
  • 30代の場合、企業側に求められる人材になるために準備期間が必要

僕が思う理学療法士の良いところは

「客観的な視点で評価できる」

「いろんな要素を加味して総合的に解釈できる」

「相手の潜在的なニーズを探るのが得意」

このへんが営業職に活かせるのかな?

でも営業職は意外と体力も必要そうだし、もちろん精神的にもキツイから自分は無理だろうなー。。

もちろん今回挙げた職種以外の分野で活躍されている人は大勢いるはず。

理学療法士の資格に縛られず、とにかくいろんな職種の世界を見てみましょう。

失敗しても大丈夫。

またPTに戻れば良いんですから◯

PTやめようか悩んで、一歩踏み出せずにいる人の参考になれば幸いです。

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